ｲｷﾙｻｲﾉｳは初めからなかった

努力も虚しく

風を受けたら倒れてしまった

立ち上がる力なんて無い

ぼくに譲れない物なんて無い

もういっぱいいっぱい

本当に精一杯

せめて誰か

唄いながら看取って欲しい

たくさん絵のラフを描く
たくさんたくさん絵のラフを描く
ほんとうにたくさんのラフを描く
いくら描いてもきにいったのが浮かばない

才能が無いのは分かってる

でも頭を抱えるほど描き詰まった時
思った

ボクは生きる才能が無い
つまりボクは世界がキライ
つまりボクは現実がキライ
つまりボクは此処がキライ

そういえば僕は風景画とか
ダヴィンチのような芸術にゃ
あまり興味が沸かなかった

つまり

ボクは別の世界が好き
在りえない世界が好き
在りえない服装が好き
在りえない現象が好き

別世界　即ち　非現実

PVのような世界とか
映画のような世界とか
夢の中のような世界とか

そして気がついた
聴こえた
心に灯がともるのが分る

風前の灯かもしれないし
ローソクの最後の灯かもしれない

けれど今
確かに火はともっている

忘れないで
この灯が世の中をを照らすか
小さくなって煙になるかは

自分しだいなの

僕ばかり生きてごめんね

君が死んだ時僕はなにもできなかった

待っててくれんだよね
必ずそっちに行くから

そっちに行こうとは思うけれど

こっちはこっちで
生きる必要が少しだけあるんだ

待たせてごめんね

でも「いつまでも待ってるから」って書いてくれたよね

いつか必ず行くから
待っていて

「ｲｷﾙｻｲﾉｳ」がなければ飛べば良いの
だれかがそういったけれど

生きていないと怒られる

それってきっと幸せなことだとおもう
怒ってくれる人がいるから
ｷｽﾞﾅがあるから

だから死ぬ時は最高の「ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ」を。

昨日、消えかけた。

でも、「最期に誰かと話したい」と思って
携帯電話を持った時に思った

未練があるからこんなことしてるんじゃないか

まだ生きよう。絶望するにゃまだはやい。
ありふれた小さなキズナで良い
僕にはまだ生きる為の命綱がある。
まだまだ生きれる

だって今、笑えてるもの

そういえばそうだ

いつも全部じゃあなくても
いろいろな事を話せた人が居た

あの時は
誰もいなかったから

あんなにも虚しかったのか
寂しかったのか
死のうって考えたのか
そうか

本当に自分は寂しがりみたいだ
どうせなら生きたいよ
どちらかというと幸せに

それが無理だってこともわかってるつもり
だけど願うだけならタダでしょ